説明
プロギノン
効能性同一性障害に対するホルモン補充治療を行います。FTM(Female to Male)は男性ホルモン、MTF(Male to Female)は女性ホルモンの投与を行います。ホルモン治療期間中は血液検査により性ホルモンや肝機能などを定期的に測定します。
性ホルモンの投与方法は注射剤、パッチ剤、経口剤がありますが、副作用が最も少ないのは注射によるホルモン補充療法と言われており日本においては一般的に注射剤での治療が行われています。
プロギノンとは持続性卵胞ホルモン剤です。女性ホルモンを注射すると、血中の男性ホルモン値が低下します。ただし、睾丸や陰茎が萎縮することはなく、最終的に外科的手術を希望される場合は他の医療機関を受診する必要があります。手術後も、女性らしい体型を維持するためには女性ホルモンを補充する必要があります。
お薬の効果は、乳房増大、体毛やヒゲの減少、頭髪増加、筋肉減少、体脂肪分布や肌質の変化などの女性化です。一方で、精巣や前立腺は委縮して無機能化し女性ホルモンの投与を中断しても元に戻ることはありません。
適応□ MTF(Male to Female)の方
副作用深部静脈血栓症、肝機能障害、心不全、心筋梗塞、脳梗塞、乳癌、精巣前立腺の委縮、性欲減退、生殖機能の喪失等が出る可能性がございます。体調の変化が続く場合、使用を中止し当院へご相談ください。
保管および取扱いの注意□ 直射日光、高温多湿を避け、お子様の手の届かないところで保管してください。
□ 妊娠、及び妊娠の可能性のある方は服用出来ません。
□ 使用期限の過ぎたお薬は使用しないでください。
□ 下記の方は使用出来ません。予めご了承ください。
乳癌、子宮内膜癌及びその疑いのある方、乳癌の既往歴、未治療の子宮内膜増殖症、血栓性静脈炎、肺塞栓症、心疾患、肝障害、異常性器出血のある方
□ 筋肉内注射にあたっては、組織、神経等への影響を避けるため下記にご注意ください。
同一部位への反復注射は避けてください。
神経走行部位を避けるようご注意ください。
注射針を刺入したとき、激痛や血液の逆流があった場合、直ちに針を抜き、部位を変えて注射してください。
□ ホルモン補充療法の期間中は、定期的に血液検査を受けるようにしてください。
用法・容量通常、成人1回10mgを2〜4週間毎に筋肉内注射します。なお、症状により量は異なります。
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